ラフターヨガの歴史
ラフターヨガは、1995年3月13日、インドの内科医師マダン・カタリアによって考案されました。
笑いが精神と身体に良い影響を及ぼすということを実際に探ろうと、近所の公園で、たったの5人から始まりました。
最初は冗談を言ったり、面白い話を語ったりしていましたが、話題が底をついてしまうと、卑猥な言葉やブラックジョークが出始めてきました。そのことで参加者が不快感を覚えてしまい、存続の危機にも至ったことがあったそうです。
カタリア医師は、科学文献を見直して、答えをみつけました。
- 人間の笑いは『本物の笑い』と『そうでない笑い』の区別がつかない、ということ。
- どちらの笑いも、脳は『幸福のホルモンカクテル』を体内に作り出す、ということ。
その翌朝、「冗談ぬきで笑うこと」「作り笑いからはじめて1分間ただ笑うこと」を仲間にお願いしたところ、1分もたたないうちに本気で笑いだした人がいたそうです。
その『本物の笑い』が他の人にも伝染していったのです。それがいつの間にか大きな笑いに変わっていき、10分間も続きました。
そこから『理由なく笑う』という概念が生まれ、今日のラフターヨガの基盤となりました。
さらには、ユーモア以外にも笑いを誘発する方法があるということに気づき、さまざまな笑いのエクササイズが生まれていきました。
素人俳優時代に使っていたロールプレイ要素なども取りいれるうちに、子どものような遊び心を養う事も大事だということにも気づき、工夫を重ねて現在に至ります。
このようにして、ラフターヨガの基本40が確立していきました。
歴史はまだまだ浅いですが、この20年あまりの間に時代とともに進化し続けて、またたく間に世界100ケ国以上に広がり続けています。
日本でも、約700クラブが登録されているラフターヨガクラブに加え、学校・高齢者施設・がん患者の集まり・フィットネススタジオ・企業団体・地域・公民館など、多種多様に実践されています。
わたしたち 咲がおhome も、そのなかのひとつです。